工事監督物語1 技能編
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2『工事監督物語』 技能編 この物語は日経BP社ケンプラッツ(日経コンストラクション ウェブ版)にて2011年4月~6月に小説として連載された物語の漫画版です。あらすじ・・失業して旅に出たとき、地震に遭遇した主人公高原良太(27歳)。懸命に災害復旧活動する建設会社の人たちの姿を見て工事監督になろうと決心する。その後、震災地である地元の大高土木興業へ入社するのです。ところが昔流の古い現場体質のたたき上げで仕事をしている建設会社とは知らず、戸惑いを隠せないそんな素人で純粋な主人公良太の成長を描いていきます。・・実はこの物語の背後には、今は引退したベテラン工事技術者、職人、現場所長の人たちの後世に伝えたいエピソードや作業を見る目などが含まれています。それを漫画で描こうとすると、昔の考え方が今のルールにそぐわない点も出てきます。あくまでもフィクションということでご容赦いただければありがたいです。そうは言っても、若い人には正しい知識、手順などを教えなければなりません。漫画のストーリーにそって支障のない範囲で、脚注に指導ポイントや補足を入れています。教える立場の先輩たちには是非とも「現在では~はこんな規制があるからね」「~は昔の言い方、やり方だ。今では別の方法で仕事しているよ」と解説を加えて下さい。そして最もこの物語で伝えたい“工事への魅力、面白味、苦労を乗り越える達成感”。一方、若者を育てていこうとする周囲のベテランたちの不器用な育て方、建設業界の改善すべき古い体質など。この漫画をきっかけにベテランと若手で話し合っていただきたいものです。巻末には先輩たちからの応援メッセージを載せています。建設業界の現役現場代理人、技術者、技能職を目指す訓練生など本音の声を載せてあります。この声を読者の若手育成に役立てていただきたいからです。建設は異なった価値観をもった人たちが集まって、1つの工事をみんなで完成へと導くプロジェクトメイキングです。そのリーダーが現場所長、現場代理人、作業主任、職長という立場の人たちです。工事監督はその現場リーダーを総称した呼び方と理解して下さい。主人公の良太が、どんな現場リーダーを目指しているのかご期待下さい。良太は日本一の現場工事監督を目指しています。今回この物語は“技能編”です。新人の良太が、まずは身体で技能を覚え、工事請負という責任を肌で感じるところまでです。続編として“施工管理編”を準備しています。そこでは施工管理をする工事監督見習いの良太の成長を楽しみにして下さい。“工事監督物語” 制作責任ワンダーベル合同会社  中村 秀樹

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