働き方改革の理論と実践
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② 技術者・技能労働者の確保・育成やその活躍を図るため、制度的な対応を含めた取り組みを行うとともに、施工時期の平準化やICTを全面的に活用したi-Constructionの取り組み、書類の簡素化、中小建設企業への支援等により生産性の向上を進める。 しかし、建設産業の将来を創るためには、長時間労働を是正するだけでは不十分です。若い労働者を含めて、明るく働きやすい職場をつくり、働く中に喜びを見つけられるマネジメントの改革が大切です。 「建設産業政策2017+10(テン)」では、若い人たちに明日の建設産業を示そうとしています。 本書の目的は、若者にも魅力のある建設産業を創りあげるために、何をしたらよいのかを、理論と実践の中から具体的に明らかにしようとするものです。 その実践は、建設業各社によるバラバラの努力から各建設業協会を中心とした地域を巻き込んだ活動が、必要となっています。本書が、「各県の建設業指導課の施策」と「建設業協会による新しい実践的な研修方法」のご参考になれば幸いです。2018年1月

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