固定資産税は見直せる
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■はじめに────────────────────────────── 私(林)にとって“固定資産税の適正納税”というテーマは、セミナー等でしばしば取り上げ、また書籍や冊子を刊行するなど、ライフワークの1つといっても過言ではありません。 このたび、清文社よりお声がかかり、また友人の秋山英樹氏(一級建築士・不動産コンサルタント、本書の共著者)のお勧めもあって、こうして本書を出版する運びとなりました。 せっかくの機会ということもあり、内容の充実を図るため、また後述する理由から、秋山氏に加え、私より一世代若い2人の専門家に参加を呼びかけさせていただきました。 1人は固定資産課税の現場で実務を経験し、現在はそれを活かしてコンサルタントとして活躍されている杉森真哉氏、もう1人は税理士であると同時に司法書士でもあり、またご自身が賃貸アパートの大家さんでもあるという、「三足のワラジ」を履いて活躍されている渡邊浩滋氏です。 若い世代の2人に声をかけたのは、私自身60代半ばを過ぎ、ビジネス人生もあと10年という年齢になり(本人としては“生涯現役”のつもりですが)、本書のテーマを次の世代に承継したいと考えたからです。 固定資産税は「賦課課税制度」、つまり課税当局が各個人の資産を評価して課税するしくみになっています。しかし日本全国にある固定資産のすべてを「正しく」評価することは至難といえます。本書は、私や共著者が蓄積してきた知見に基づき、制度上やむを得ない「スキ間」を納税者自らが埋めるという視点に立って執筆した、実践の書となっています。 「天は自ら助くる者を助く」です。本書が読者諸氏のお役に立ち、また固定資産税の課税行政が適正に遂行されることを心より願っています。 平成26年9月執筆者を代表して 林 弘 明

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