改訂増補 予算会計
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います。実際に「キャッシュ・フロー予算制度」を構築するためには、以下の5つが必要になると考えます。1.キャッシュ・フロー予算作成プロセスの全体像の理解2.部門別キャッシュ・フロー予算による業績評価制度の確立3.キャッシュ・フロー予算のシステム化4.キャッシュ・フロー予算の作成ルールの策定5.予算プロセスがルール通りに作成されていることを検証する内部統制監査の実施本書は、主として上記1.(一部2.を含む)について解説しています(1.以外の実務的な対応についてはP233「おわりに」をご参照下さい。)。改訂増補にあたり、「応用編」として、より実践的な以下の内容を加えました。第8章:月次予算書の作成(P/L・B/S・C/F)第9章:部門別予算書の作成(P/L・B/S・C/F)第10章:月次予実管理と月次着地予想(P/L・資/計・C/F)第11章:予算における業績評価制度(P/L・C/F)第12章:予算連結財務諸表の作成(連P/L・連株/変・連B/S・連C/F)第13章:上場会社の場合の公表用の業績予想の作成キャッシュ・フロー予算制度を構築する中心はもちろん「会計人」です。会計人の仕事は「作業」から「経営判断」へ、パラダイムシフトすべきと考えています。しょうへい経理の方は将来の経営層を担い、会計専門家は上場会社等の社外役員に招聘される時代になってゆくべきと考えています。素朴な気持ちとして、「会計業界をもっと夢のある世界にしたい」と思っています。読者の皆さんと一緒に「予算会計」という新たな会計領域を創造していければ幸いです。本書は、関西で税務を中心に活躍されている公認会計士・税理士海崎雅子氏へご協力を依頼し、一緒に完成させました。最後に、執筆にあたり清文社の矢島祐治氏をはじめ関係者の皆様に多大なご支援をいただいたこと、心より御礼申し上げます。2015年12月公認会計士・税理士児玉厚宝印刷グループ(株)スリー・シー・コンサルティング代表取締役(6)

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