〈入門〉建設業会計の基礎知識
28/32

負債及び純資産の部 支払手形 工事未払金 短期借入金 未払金 未払法人税等 未成工事受入金 その他流動負債流動負債計 長期借入金固定負債計 資本金 資本剰余金 利益剰余金純資産計負債純資産合計25,00025,00050,0005,0005,00080,00010,000200,00025,00025,00020,0000211,000231,000456,000銀行等から借りたお金つけで買った材料等のお金工事代金の前受分の金額 前受できるものは、積極的に受けるようにしましょう未成工事受入金等の利用や資金繰表の活用により借入金は適正な水準に引渡しの申し出があった日から50日以内に支払うように要請されています。短期借入金は銀行等からの借入金で、返済期日が決算日の翌日から起算して1年以内に到来するものが短期借入金に該当します。固定負債には、設備投資等の長期的な資金調達のために発生した長期借入金や社債、従業員等の退職に備えた退職給付引当金の積立累積額が含まれます。純資産は、株主資本等があり、株主資本は資本金、資本剰余金、利益剰余金からなります。経営分析では便宜的に、純資産=自己資本として自己資本比率(自己資本÷総資本×100)等を計算します。なお、負債純資産合計は負債を他人資本、純資産を自己資本とし、両者をあわせて総資本と呼ぶこともあります。⑶損益計算書・収益と費用を見てみましょう損益計算書では、収益の大元である売上高(完成工事高、兼業売上高)から売第4部さあ、実践!建設業会計の展開と応用132

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 28

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です