実践　建築の企画営業

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453土地の価格のつかみ方土地の価格のつかみ方土地の価格は、路線価やマンション価格からつかめます。土地の時価というのは、近所のウワサなどで土地の所有者はよく知っていることが多いのですが、事業価値として妥当性があるのかないのかは、別に判断する必要があります。1 相場や路線価から類推する土地の時価は、需要と供給のバランスにより価値が決定されます。すなわち、現時点で坪200万円で売りに出て、坪200万円で買う人がいれば、時価は坪200万円ということになります。これが、取引事例による土地評価額です。逆に、取引事例がない場合や、土地の変形や前面道路の狭さ等によって、一般の土地と同じ水準で評価できない場合は、税務署に備えてある路線価図からも簡便に評価することができます（路線価図は国税庁のホームページから誰でも見ることができます。http://www.nta.go.jp）。まず、対象地の近くで、土地の時価がわかっているところを路線価図より探し、その路線価をつかみます。次に、対象地の路線価と比べて、その比率を乗じることにより、対象地のおおよその時価をつかむことができるのです（図表４―４参照）。この場合、対象地の地形が変形していたり、間口が狭く奥行きの長い“うなぎの寝床”のような土地であったりした場合には、評価額はそれなりに0～10％減じます。対象地が道路に接していない土地なら、場合により40～50％減じることになります。この方法は、不動産鑑定士が評価する場合の比準価格と呼ばれているものですが、素人でもできる、簡便で意外に当たってい3

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