4STEPで身につく 〈入門〉土地評価の実務
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31 土地の評価4つのステップ 1 土地の評価4つのステップ土地の評価にあたっては、まず土地の所有者から固定資産税の課税明細書や登記簿謄本(電子化後は「登記事項証明書」といいます1 )を預かって、土地の概要を把握します。固定資産税の課税明細書には土地の所在地番や課税地目、課税地積、固定資産税評価額が記載されています。また、登記簿謄本には土地の所在地番、所有者、登記地目、登記地積、所有持分が記載されています。土地の情報を入手した後は、以下の流れとなります。机上調査まず、机上で評価する土地(評価対象地)の情報を収集します。具体的には、住宅地図や路線価図、公図など、書籍やパソコンで入手できる情報を集めます。現地調査次に、机上調査で集めた資料を持って現地へ行きます。現地調査では、評価対象地の現況を確認します。必要に応じて、土地の間口・奥行を測ったり、接面する道路幅員を測ったりして、評価増減の項目を調査します。STEP1STEP21 昭和63年の「不動産登記法及び商業登記法の一部を改正する法律」により、登記事務のコンピュータ・システム化が行われています。謄本上の「昭和63年法務省令第37号附則第2条第2項の規定により移記」がこれにあたります。

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