税理士のSOSに答える実例解説 土地評価の実務対応
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図⑤ 明らかにつぶれ地が生じない土地高低差の影響によりつぶれ地が生じない場合とは3 次図⑥のように、間口が広く道路に接している距離が長い土地の場合は、土地の形状そのものは、間口が広く、奥行きが短いといえますが、現実の使い勝手を考えればそうとはいえません。つまり、道路と等高に接している部分が短ければ、「間口狭小」といえ、つぶれ地が生じる可能性はかなり高まります。 通常の評価においては、間口距離は高低差に関係ないと判断される場合が多いのですが、広大地に該当するかどうかの判定においては、等高に接する部分が間口といってもよいでしょう。  したがって、図⑥のような坂の途中にある広い土地の場合は、慎重に広大地判定することをおすすめします。道路道路道路道路道路道路10Ⅰ.誤った評価事例(土地評価実例 初・中級編)

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