調査官目線でつかむ セーフ?アウト?税務調査
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64税務調査に選ばれやすい〝臭においのモト〞前述に﹁どこに税務調査に行くのかは﹆どうやって決めるんですか?﹂という質問に対して﹆﹁臭においかな﹂と答える㋛ーンがあります。﹁臭においって﹆どういうこと?﹂と思うかもしれません。実は﹆ひとむかし﹆ふたむかし前までは﹆税務調査は本当に㋐㋤㋺グな世界でした。各会社の情報は﹆実際にその経営者に接してみないとわからないことばかりです。資料せんとして集められた情報は﹆確実なものもあれば﹆確認を要するものもあります。﹁この資料の内容を本当に信じてよいのだろうか?﹂そんなふうに思いながら﹆調査を進めるのです。調査官の直感と経験がものをいう世界でした。例えば﹆製造業などでは﹆注文を受けた際の㋱㋲に始まり﹆受注書を作り﹆納品書を作りそれとともに請求書を発行し﹆後日﹆その代金が支払われたら領収書を発行する…というのが﹆一般的な流れでしょう。つまり﹆商品・㋚ービ㋜の引渡しと﹆お金のやり取りが同時になされないということです。このような場合﹆何かしらの記録︵受注書﹆納品書﹆請求書﹆領収書︶が残るのです。よって不正1

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