『営業経費』の税務判断
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課税所得の計算上最も悩ましい事業に係る必要経費の取扱いを、所得税と法人税の調査実務を経験した後、納税者から申立て又は提起のあった税務争訟を取り扱う部署や国際を含む多くの法人に係る税務上の問題点を取り上げる部署のほか税務調査の担当官等を養成するための教育機関である税務大学校で経験を積んだ筆者二名が、それぞれの視点からQ&A形式でまとめたものです。本書はまず、第1章において、医療・介護事業者の税務に関する一般論を個人・法人それぞれの観点から述べ、それを受け第2章では個人事業者に係る必要経費の基本的な考え方から裁決事例に基づくQ&Aを、さらには第3章において法人に係る営業経費の損金性についてのQ&Aを掲載し、汎用性の高い項目についてわかりやすく解説しています。ぜひ、経理を担当する皆様の事務机のかたわらに加えていただければと思います。本書の出版に当たりましては、清文社の東海林良氏並びに藤本優子氏の両名から、多大なご支援をいただきました。厚く御礼を申し上げます。2017年1月税理士佐藤謙一税理士遠藤克博

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