判断に迷う仕訳を起こせる会計術
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例をあげて解説することを心掛けました。本書を読むことで、取引の背景にあるビジネス、意思決定、経営管理、法令・ルールなどについて意識できるようになることを願って止みません。経理に携わるビジネスパーソンにとって、こうした意識は、経理業務のAI化が進んだとしても、絶対に必要になるはずです。むしろ、AI化が進むからこそ、身に付けなければならない意識なのではないでしょうか。本書では、あらゆる取引・ビジネスを網羅して仕訳を解説することは難しいため、どの業種にも共通するような基本的な取引・ビジネスのうち、仕訳を起こすうえで重要な思考方法や判断を効果的に学べる題材を取り上げました。しかし、その仕訳や考え方については、会社が置かれる状況いかんによっては、異なる結論が導き出される可能性もありますので、会計監査人や顧問税理士などに相談のうえ、採用することをおすすめいたします。最後に、発行にあたり、清文社の藤本優子氏にはさまざまなアドバイス等をいただきました。深く御礼申し上げます。2017年9月㈱ヴェリタス・アカウンティング代表取締役社長公認会計士 山岡信一郎

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