ソフトウェア会計実務Q&A
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40第1章 序論IoT(Internet of Things)  IoT(Internet of Things)は、「モノのインターネット」といい、パソコンやプリンター等の情報機器だけでなく、家電、工場の生産設備、自動車等の様々な「モノ」がインターネットにより接続され、情報交換をしながら相互に制御されるような仕組みをいいます。 例えば、家電がインターネットとつながれば、モバイル端末等を使って外出先から自宅のHDDレコーダーやエアコン等の家電を操作することが可能となったり、各家庭から家電の操作状況や稼働状況の情報等を吸い上げて分析することにより、ユーザーの利便性をさらに高める製品やサービスを提供するといったことも可能になります。自動車がインターネットとつながれば、走行データや運航状況、燃費等をモニタリングして燃費を改善するといったことが可能となり、工場の生産設備同士がインターネットを通してつながれば、生産状況や在庫の状況を相互にリアルタイムでやり取りすることによって、その時点における生産プロセスの全体最適を実現するといったことが可能となります。 つまり、「モノ」の状態に関する膨大な情報をリアルタイムで収集し、それを即座にプロセスの最適化や、新しい製品・サービスの提供に活かせるという点がIoTの要点と言えます。

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