ソフトウェア会計実務Q&A
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497◆財務報告に係る内部統制チェックリスト(サンプル)注 )当該チェックリストの記載の内容はすべて例示であり、ソフトウェア業における財務報告に係る内部統制の整備・運用の際の参考として作成したものです。   したがって、各企業における実態を十分に考慮して、リスクの認識及びコントロールの整備・運用を行う必要がある点にご留意ください。1.メガプロセス:販売 (1)サブプロセス:受注① リスクの例示  ●得意先マスター登録・変更を誤る  ●架空の得意先マスターが設定される  ●取引契約内容が不明確な受注がなされる  ●取引契約形態の認識を誤る  ●受注データ(受注日・受注内容・受注金額等)の登録を誤る/漏らす  ●架空または二重の受注データの登録がなされる② コントロールの例示コントロールの例示チェック受注処理手続(与信限度額の設定含む)の規程等による明確化□得意先マスターの登録・変更の場合の「登録・変更申請書」(連番管理)等による申請及び承認□得意先マスターの登録・変更申請者とマスター登録者の職務分離及び得意先マスターへのアクセス制限□長期間取引のない得意先等の得意先マスターの定期的な点検□契約書の標準化□契約書において取引内容、納期、販売条件、決済条件、決済方法等を明示□一式契約を原則禁止とし、例外的に契約する場合は、その合理性につき、より厳格な社内承認制度を構築□契約書はドラフトではなく、当事者双方の署名・押印のある正本を入手し保管□受注登録に必要なドキュメント(見積書・契約書(注文書または内示書)・作業開始確認書等)の整備□

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