キャッシュレス決済のしくみと会計実務
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本書の構成は、以下のとおりです。第1章「キャッシュレス決済の概要」では、キャッシュレス決済の定義や国内外におけるキャッシュレス決済の概況など、キャッシュレス決済の概要を紹介しています。第2章「クレジットカード決済のしくみと会計処理」では、クレジットカード決済の種類やしくみを解説し、クレジットカード決済に「収益認識に関する会計基準」を適用する際の考え方を解説します。第2章はその他のキャッシュレス決済のしくみや会計処理を理解する上でも基礎となる考え方を説明している章なので、第3章以降を読む前に理解しておくことをお勧めします。第3章「キャッシュレス決済のしくみと会計処理」では、スマホ決済やデビットカード、電子マネーや仮想通貨(暗号資産)のしくみや会計処理のほか、加盟店の会計処理についても説明します。第4章「ポイントプログラムのしくみと会計処理」では、キャッシュレス決済におけるポイントプログラムの概要と会計処理を説明します。第5章「キャッシュレス決済とポイントプログラムの税務」では、キャッシュレス決済及びポイントプログラムに関連する税務上の論点を説明します。第6章「収益認識会計基準における開示」では、「収益認識に関する会計基準」に基づく表示及び注記事項について、キャッシュレス決済事業者に適用した場合を含めて説明します。本書が経理や監査など仕事で携わる方のみならず、キャッシュレス決済を理解したいという多くの方に手に取っていただけましたら幸いです。最後に、本書執筆に当たり、アドバイスいただきました株式会社清文社の中村麻美氏にこの場をお借りして御礼を申し上げます。2019年12月EY新日本有限責任監査法人 執筆者一同

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