不動産調査実務ガイドQ&A-B
26/32

Q1-3住宅地の調査項目はA前のQは調査の全体像を示すものですが、物的状況に関しては、土地の用途(住宅地、商業地、工業地等)による特徴的な項目があります。住宅地について調査すべき項目を列挙すると、以下のとおりです。(1)市街化区域・市街化調整区域(Q4-20)および用途地域(Q4-22)目的とする用途の建物が建てられるか(2)建ぺい率・容積率(Q5-11~16)希望する規模の建物が建てられるか(3)各種法令上の制限希望する利用方法を実現できるか(4)道路の状況接面する道路は、市道等の公のものか私道か建築可能となる道路の条件を満たしているか(Q3-17以下)幅員は十分にあるか幅員が狭いと、指定容積率まで使えないことがあります(Q5-14)道路に傾斜がないか、ある場合は、出入り・通行に支障はないか前面道路の通行量(人および車)はどうか(5)道路の状況土地の一部が道路となっていないか(Q3一37)道路に2m以上接しているか(Q3-16)道路と高低差があって、出入りに不便はないか道路に接面する方位はどうか(日照に大きく影響する)(6)土地の形状間口・奥行、形状(7)境界隣地との境界がはっきりしているか第1節不動産調査にあたって5

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 26

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です