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医療事故訴訟

患者側弁護士と家族のための 医療事故訴訟

  • 弁護士 吉川壽純 著
発行
2006年03月02日
判型
A5判232頁
ISBN
978-4-433-25285-4
定価
2,200(本体:2,000円)

在庫なし

概要

■「本当のことが知りたい」
患者・家族の思いに、弁護士はいかに応えるべきか。
■法律相談から提訴、和解・判決までの実際の対応を、ベテラン患者側弁護士が経験をふまえて解説する、医療事故訴訟の生きた手引書!

目次

第1章 医療事故訴訟の特色
1 医療訴訟の呼び名
2 医療事故訴訟の特質
3 実際の訴訟

第2章 法律相談からのスタート
1 クライアントとの面談
2 遺体解剖の要否

第3章 証拠保全による強力な証拠の確保
1 証拠保全の仕組み
2 証拠保全申立書
3 裁判官面接
4 証拠保全の現場
5 証拠保全の別の流れ

第4章 専門性に立ち向かう戦力のアップ
1 医学情報のキャッチ
2 協力医からの「専門性」の活用

第5章 民事訴訟の提起
1 訴訟の受任
2 訴状の作成

第6章 訴訟の進行
1 裁判所の構成
2 争点整理の手続きはどのように進んでいくのか
3 最終準備書面の作成
4 訴訟手続の実際の展開

第7章 証人尋問の実際
1 証人尋問の手続き
2 複数証人の尋問実施の方法
3 尋問方法の工夫

第8章 鑑定方法の実際
1 なぜ鑑定が必要なのか
2 鑑定手続の実際
3 鑑定書について

第9章 和解の実際
1 和解と判決の比率
2 和解の醸成要因・抵抗要因
3 和解への道のり
4 和解調書作成の実際

第10章 第一審判決
1 判決結果を前にして
2 判決

著者紹介

吉川壽純(よしかわ・としずみ)
昭和11年生まれ。
中央大学法学部卒業。
昭和39年から東京・横浜・岡山等の各地検検事、法務総合研究所教官、福岡高検検事のあと、平成元年東京高検検事から弁護士へ転身。
東京家裁調停委員、中央大学法学部講師(刑法)、日清オイリオグループ社外監査役を歴任。
現在は弁護士に専念して、医療事故訴訟などを手がけている。
[主な著書]
『反対尋問のための事前準備』(共著、青村書院新社)
『権利行使と犯罪との関係』(共著、信行社)
『示談Q&A くらしの相談室』(共著、有斐閣)など