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勇者の魅力

勇者の魅力 人を動かし、組織を動かす

  • 童門冬二 著
発行
2003年10月03日
判型
四六判208頁
ISBN
978-4-433-27553-2
定価
1,540(本体:1,400円)

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概要

<我慢の哲学>毛利元就、<敬天愛人>西郷隆盛など、作家童門冬二が愛した歴史に残る男たちの群像を紹介する。彼らの哲学の原点ともいえる行動をとりあげ、そのリーダーシップのとり方、組織作りの方法など現代の経営者の参考になるような、様々なエピソードを紹介。

目次

財政改革の決め手は心の改革 (上杉鷹山)
負債は生まれかわって払え (松居遊見)
誰よりも自分にきびしく (毛利元就)
譲れないもの (豊臣秀吉)
「敬天愛人」の原点 (西郷隆盛)
民の昼寝に励まされる (織田信長)
弟子を守りぬく (佐久間象山)
秀吉の鼻をあかす (徳川家康)
悲運を受けて立つ (徳川慶喜)
酒を原価で売る (豊島屋十右衛門)
諫言の大切さ (安藤直次)
チエ伊豆 (松平信綱)
主人の竹林を守りぬく (天野康景)
秀吉の母をふるえあがらせる (本多作左衛門)
身を捨てて危機を克服 (伊達政宗)
立つ鳥あとを濁さず (柴田勝家)
ときにはハッタリも必要 (柴田勝家)
ハッタリ宣言と情愛 (徳川家光)
貧しても鈍さず (西村左馬允)
真の勇気とは (柳生宗矩と沢庵)
批判を討議のテキストに (堀 秀政)
国のために私を捨てよ (北条時宗)
沈黙の重さ (前田利家)
物事は複眼で見ること (太田道灌)
登山と下山の心得 (寺沢広高)
日本には南北もある (角倉了以)
鐘の身になる (河村瑞賢)
知と情の第三の道 (土井利勝)

著者紹介

童門冬二(どうもん ふゆじ)
本名、太田久行。
1927年(昭和2年)、東京生まれ。
東京都立大学事務長、東京都広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。
1979年(昭和54年)、美濃部知事の引退とともに都庁を去り、作家活動に専念。
在職中に培った人間管理と組織の実学を、歴史と重ね合わせ、小説、ノンフィクションの世界に新境地を拓く。
第43回芥川賞候補。
日本文芸家協会ならびに日本推理作家協会会員。
1999年(平成11年)、勲三等瑞宝章を受章。
 主な著書に、『小説上杉鷹山(上・下)』(学陽書房)、『小説小栗上野介』(集英社)、『小説項羽と劉邦』(日本実業出版社)、『信長』(日経BP社)、『新装版 上杉鷹山の経営学』『男の論語』『人生、義理と人情に勝るものなし』『宮本武蔵の「五輪書」』『男の詩集』(以上、PHP研究所)などがある。