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報徳ライフのすすめ

報徳ライフのすすめ

  • (社)大日本報徳社 社長 榛村純一 著
発行
2011年12月02日
判型
四六判260頁(上製)
ISBN
978-4-433-40801-5
定価
1,980(本体:1,800円)

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概要

■二宮金次郎からTPP、東日本大震災まで
「報徳」をキーワードに現代社会を生きる
大日本報徳社の月刊機関誌「報徳」に毎号掲載の社長巻頭言の小論をまとめたもの。

目次

報徳訓を今様に解説すると
武士道、茶の湯、代表的日本人
分度の本質を考える
現代人が興味を示す報徳の説明

明治31年公益法人のハシリは報徳社26社
各地でした報徳の話を連携させたい
道徳のない経済(勤労)は危うし
銭の妄者逮捕とお金をしみじみ出す市民
夢を語る。その二面性と五分類
坪当たり1000円の森林の公益的価値
景観の美しさと孔子2557年祭への招待
報徳を広める新手法にスローライフを
格差に挑んだ二宮金次郎という評価
生涯学習の目的と教育基本法の改正方向
6人の首相と報徳議員連盟
北海道に渡った報徳運動を考える

社長5年、五項目の事業推進で求心力を
報徳の教えを広める体系的仕掛けを
日本列島の美しさは中小都市の選択に在り
報徳思想は地球温暖化防止策に通ず
夫婦の丹精の崩壊をいかんせん
日本の近代化成功の象徴、金次郎と明治天皇
連休と報徳の勤勉をどう関係づけるか
昭和の日に昭和を総括し、勤労感謝を考える
年金制度は報徳四綱領で信頼回復を
報徳学園の報徳教育部設置に期待する
国会の民主党に二宮尊徳思想研究会
報徳サミットの足跡とこれからの期待

報徳運動に村格・都市格概念を導入する
今日的テーマで共感納得する報徳運動を
現代社会のテーマで報徳をすすめる
新装成った大講堂で新感覚の報徳を
地方都市論や町村論に村格・都市格概念を
ガソリン税値下げと報徳の考え方
日本は大丈夫でしょうか?
二宮尊徳は行政改革の先駆者
洞爺湖サミットに思うこと
スローライフは尊徳思想の実践
尊徳思想の四本柱で政治・企業の姿勢を正す
本社建造物群の建築史的・文化史的価値

実体経済を尊重する企業倫理の年に
公益法人改革を機に全国報徳社結集へ
二宮尊徳はNHK大河ドラマになるか
都市・農村の行方と尊徳思想サイクル
木のいえ・木のまち推進フォーラムでの提案
科学発展観は報徳思想にマッチするか
人口推移から2020年の恐怖を想う
佐々井信太郎・典比古先生親子を想う
全国植樹祭に天皇のお言葉なくなる
偉人・尊敬する人のアンケートから思う
政官業癒着にNOの風、民主党にチェンジの風
対馬で日本の過疎問題・防衛を考える

イチローの積小為大の努力は現代版艱難か
報徳を「新」と「脱」の新面目で考えてみる
報徳運動の区切りとしての尊徳没年祭の歴史
首相や幹事長と横綱に求められる品格とは
北海道の報徳運動の歴史と現在
山陰・松江市の上講式報徳社百年祭を訪ねて
日本は国産材建築を大切にしよう
菅直人新首相誕生に思う危うさ
小さい農業の復権をエコ農本主義で
人口問題の四方山話から哀しき現実まで
相撲協会改革と国技の公益性を考える
リニア新幹線と日本の成長戦略と報徳

COP10、生きもの会議と報徳思想を考える
各県で頑張っている報徳社を訪ねる(1)
各県で頑張っている報徳社を訪ねる(2)
タイガーマスク現象から報徳を考える
氷砂糖と鈴木藤三郎と報徳運動
TPPと農業から日本文化を考える
東日本大震災から報徳ライフを考える
大津波に耐えた金次郎像に思う
中国は人もビルも車も金も洪水状態
和産和消のお米・お茶の文化と報徳
大自然の災禍と巨大技術文明の災禍と

著者紹介

榛村純一
昭和9年(1934)静岡県掛川市生まれ
昭和35年早稲田大学文学部卒業後、家業の林業・製材会社代表取締役に従事。昭和38年より掛川市森林組合長(現)。静岡県森林組合連合会専務理事、静岡県監査委員等を経て、昭和52年(1977)より平成17年まで掛川市長を7期務める。全国最初の生涯学習都市宣言、新幹線掛川駅設置、木造天守閣復元、土地条例制定等を行う。この間、生涯学習審議会委員(文部科学省)、国土審議会委員(国土交通省)、土地政策審議会委員(国土庁)等を歴任する。
平成5年より静岡県森林組合連合会長(現)、平成11年より(社)大日本報徳社社長(現)。平成23年より(社)日本茶業中央会会長。
平成10年藍綬褒賞、平成17年掛川市名誉市民。傍ら早稲田大学、帝京平成大学、静岡大学、東京学芸大学等の客員教授に就任。
著書に「山とむらの思想」「森と木と清流の文化」「森林と報徳と温暖化と」(以上、清文社)、「分権の旗手」「まちづくりの極意」(ぎょうせい)など多数。