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税理士のSOSに答える 実例解説 土地評価の実務対応 -減価要因の「見つけ方」「気付き方」-

  • 不動産鑑定士 鎌倉靖二 著
発行
2016年07月29日
判型
A5判320頁
ISBN
978-4-433-62596-2
定価
3,300(本体:3,000円)

在庫なし

概要

減価要因に気付かず誤って評価してしまった事例を中心に紹介し、評価方法や評価方針について、写真・地図を示しながらわかりやすく解説。

目次

1 誤った評価事例(土地評価実例 初・中級編)
1 つぶれ地が生じないと判断して広大地を見逃してしまった事例
2 賃貸マンションが建っているために広大地を見逃してしまった事例
3 マンション適地と判断して広大地を見逃して過大評価してしまった事例
4 市街化調整区域内の雑種地であったため広大地を見逃して過大評価してしまった事例
5 無道路地であることに気付かず過大評価してしまった事例
6 特定路線価が時価を反映していないことに気付かず過大評価してしまった事例
7 建築基準法上の道路ではない道路の路線価を採用して過大評価してしまった事例
8 市街化調整区域内の土地の評価におけるしんしゃく割合の判定を誤った事例
9 貸し付けられている雑種地を自用地の雑種地で評価してしまった事例
10 セットバックの評価減をせずに過大評価してしまった事例
11 セットバックの評価減は必要ないのに評価減してしまった事例
12 道路と評価対象地との間にある他人地に気付かず過大評価してしまった事例
13 非課税の「通り抜け私道」を建物敷地として評価してしまった事例
14 高圧線の下地であることを見逃して過大評価してしまった事例
15 地下に鉄道のトンネルがあることに気付かず過大評価してしまった事例
16 庭内神しがある土地を過大評価してしまった事例
17 高低差のある宅地の評価減を見逃して過大評価してしまった事例
18 騒音による評価減を見逃して過大評価してしまった事例
19 評価単位の判定を誤った事例
20 がけ地であることに気付かずに過大評価してしまった事例
21 想定整形地の作り方を誤って過大評価してしまった事例
22 純山林評価すべき市街地山林を通常評価してしまった事例
23 都市計画道路予定地であることに気付かず過大評価してしまった事例
24 容積率の異なる2以上の地域にわたる宅地であることに気付かなかった事例
25 特別緑地保全地区であることに気付かず過大評価してしまった事例
26 広大地評価額と宅地比準方式による評価額を比較せずに過大評価してしまった事例

2 特殊な土地の評価事例(土地評価実例 上級編)
1 土地区画整理事業施行区域内の土地
(論点:土地区画整理事業施行区域、都市計画道路予定地、セットバック、広大地)
2 県道沿いの駐車場
(論点:水路、高圧線下地、都市計画道路予定地、広大地、セットバック、評価単位)
3 水路や赤道が介在している土地(論点:評価単位)

3 路線価・倍率評価が時価よりも高かった事例(鑑定評価編)
1 つぶれ地が生じないため広大地に該当しない広大な土地
2 広大地評価額よりも時価が低い土地
3 市街化調整区域内の宅地及び雑種地
4 倍率評価の中間山林
5 無道路地

4 適正に評価するために養うべき力
1 土地評価に必要な観察力と推察力と質問力
2 現地調査時に留意すべきポイントとは

著者紹介

鎌倉靖二(かまくら せいじ)
不動産鑑定士、みらい総合鑑定株式会社 代表取締役
1968年福岡市生まれ。修猷館高校、明治大学政経学部卒業後、大和ハウス工業株式会社等を経て2010年創業。
 現在、「税理士の業務負担軽減と申告時の安心」「相続人のための節税」を業務の二本柱とし、資産税業務を行っている全国の税理士事務所の土地評価サポートを行っている。
 同族会社間取引時や現物出資時、貸宅地(底地)や借地権の鑑定評価、相続人向けの遺産分割協議時の鑑定評価業務を行う傍ら、広大地案件や特殊な土地評価のアドバイス、地主向けの相続税対策コンサルティングのために、関東近県のみならず、九州から北海道まで東奔西走の日々を送っている。HP経由の相続人からの相談も多い。
 税理士会等での広大地や土地評価の研修・講演多数。「税理士のための不動産NEWS」を発行中。
 著書に「相続税・贈与税 土地評価実務テキスト」(税務研究会)、「広大地評価ケーススタディ」(中央経済社)、「相続税ゼロの不動産対策」(幻冬舎経営者新書、共著)等がある。