学会記事(2007-08年度)

 

1.年次大会

 第25回記念大会は、2008年8月30日・31日の両日、青山学院大学で開催され、355名の参加がありました。大会を準備された青山学院大学の関係者、協力された会員各位、そして、すべての参加者の皆さんに感謝申し上げます。

 今後の開催予定は、第26回大会(2009年9月26日・27日)は宮崎公立大学(宮崎県宮崎市)、第27回大会は城西大学(埼玉県板戸市)です。

 

2.学会賞(2008年)審査結果

 2008年8月30日に開催された会員総会において、次のように学会賞の審査結果が発表されました。なお、審査報告については、当学会のホームページと学会誌に公表します。

著作部門:吉川宏延(神戸市役所)

      『法人住民税のしくみと実務』(税務経理協会、2007年12月刊行)

論文部門:岸 秀隆(公認会計士)

      「財政赤字概念に関する考察」(『地方自治研究』Vol.23 No.1、2008年3月)

 

3.研究部会(2008-09年度)

 2008-09年度の研究部会は、次のグループに決定しました。なお、研究成果は、本年の年次大会(宮崎公立大学)で報告されます。

 研究課題:「公会計と財政改革」

 研究概要:現状の公会計制度および財政制度上の問題点に対して、将来の公会計および財政制度上の改革の方向性を提示する。

公会計分野:財政改革に寄与するための公会計の改革方向性の例示

       @会計の基礎:発生主義会計への移行

A測定の焦点:経済資源全般を対象

              収益、費用、資産、負債、純資産

B資本維持:損益概念に基づく純資産維持=個体維持の概念

(資産・負債アプローチの採用)

財政分野 :公会計改革をベースにした財政改革方向性の例示

@複数年度(中・長期間)にわたる長期的予算フレームワークの導入

A財務資源も含めた経済資源全般のコントロール・フレームワークの確立

B財務会計を活用した財務マネージメントの推進(資産の保全・管理、コスト比較を活用した市場化テストの徹底、「環境会計の導入」、ガバナンスの徹底による公的部門経営のスリム化の達成、など)

 

 研究組織:筆谷 勇(公認会計士)代表者

小野島真(明治大学)       

比嘉正茂(NIRA)

           松本千景(明治大学大学院)    

米田正巳(東京富士大学)

           大森 明(横浜国立大学)     

金子邦博(多摩大学)

          大貫 一(東京都監査事務局副参事)

稲田圭祐(明治大学)

 

4.決算(2007-08年度)

 2008年8月30日に開催された会員総会において、2007-08年度の決算は原案通り承認されました。

 

5.予算(2008-09年度)

2008年8月30日に開催された会員総会において、2008-09年度の予算は原案通り承認されました。

 

6.選挙管理委員会の設置

 当学会の役員任期は3年であり、現役員の任期は2009年の年次大会までです。役員選出細則に従い、事務局長、関東部会長および関西部会長からなる選挙管理委員会を設置しました。なお、委員長は、委員による互選の結果、事務局長となりました。