収益認識[会計・法務・税務]Q&A
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ライセンスとは、企業の知的財産に対する顧客の権利を定めるもののことをいい(適用指針61)、ソフトウェア、フランチャイズ権、特許権及び商標権等が該当します。当会計基準等で定めているライセンスの供与に関する会計処理をフローチャートで示すと以下のようになります。履行義務が充足される方法により、一時点もしくは一定期間で収益を認識(Q1-8、Q3-6参照)ライセンスを供与する約束が、他の財・サービスを移転する約束と別個のものであるか?ライセンス供与の約束と他の財・サービスを移転する約束の両方を一括して単一の履行義務として処理(適用指針61)ライセンス供与の対価を売上高又は使用量に基づくロイヤルティで受け取っているか?YesYesNoNoQ3-15ライセンスの供与はどのように会計処理するのですか?Answer. まずライセンスを供与する約束が、他の財・サービスを移転する約束と別個のものであるかを判定し、ついで、ライセンス供与の性質がアクセス権なのか使用権なのかを判定します。なお、ライセンス供与に対して受け取る売上高等に基づくロイヤルティについては、別途、判断フローが設けられます。Step2、5110

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