収益認識[会計・法務・税務]Q&A
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理する方法のいずれも認められます。【ここがポイント】原則は、変更した契約が一定の要件を満たすか否かで独立した契約として処理をするかを判断することになりますが、重要性が乏しい場合にはどの方法で処理をしてもいいことになります。【参照QA】Q1-4、Q3-1② 顧客との契約の観点で重要性が乏しい場合の取扱い【代替的取扱い】約束した財・サービスが顧客との契約の観点で重要性に乏しい場合は、当該約束が履行義務であるのかについて評価しないことができます。【ここがポイント】契約における取引開始日に、顧客との契約において約束した財・サービスが履行義務であるか否かを評価するのが原則ですが(会計基準32)、当該財・サービスが顧客との契約の観点で重要性が乏しい場合には、その評価自体を省略することができます。重要性が乏しいかどうかの判定にあたっては、財・サービスの定量的・定性的な性質を考慮し、契約全体における相対的な重要性を検討します。【参照QA】Q1-5契約財・サービス契約の観点での重要性の判断履行義務か否かの評価顧客との契約財・サービスA重要性あり行う財・サービスB重要性乏しい省略できる判断のポイント ・定量的な性質 ・定性的な性質 ・契約全体における重要性173Chapter3

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